2010年 03月 04日
さつま懐石
双方、医者で、土曜日は、会合で忙しいようだ。確かに、お医者さんは、ウィークデーは、患者の診察で多忙だから、その日になるのであろう。うち1人は、アルツハイマーなどいわゆる介護関係の権威。それが今回、食事を共にしたことで初めて分かった。
薩摩料理の店だった。どんな味だろうと興味津津だったが、結構、いい味。京都の料理のようであった。皆さんがご存じかどうか知らないが、鹿児島の醤油は、関東に比べて、甘い。刺身を食べると、甘さとワサビのあの味が混在して、何とも言えない味を醸し出す。
調理もそうだろうと思っていたのであるが、そうでもなかった。しっかりした味だった。メインディシュがなかなか良かった。あれは、岩塩だろうなあ。塩をお鍋の蓋のように固めて、それが料理の上に乗った皿が出てきた。
その蓋を木の小槌で割ると中から料理が飛び出して来た。焼酎もあったが、日本酒を飲む。八海山だといっていた。お高い、お酒だわさ。噂話に花を咲かせるうちに夜は暮れて行った。