今週、卒業式 古賀研究室


水戸・偕楽園にて
by kogaj
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空恐ろしい検事の犯罪

昨日の朝刊は、本当にビックリした。いや、ぶったまげたというのが適切だろう。無罪判決が出た厚生労働省の村木元局長が関与されたとされる事件で、検事が証拠の改ざんしたという、とんでもない記事が一面トップで掲載されていたからである。

朝日新聞の綺麗なスクープである。どうりで、検察が無罪判決に控訴しないと思った。裏に何かあるなあと思っていた、これだったのか。納得が行った。記事に記者名が入っていた。スクープしたということであろう。10年に一度あるかないかの権力の犯罪。空前絶後の特ダネだ。

それにしても、自分の描いた構図に合わせ、証拠をねつ造、簡単にいえばでっち上げるのであれば、戦前の治安維持法の世界である。法治国家でなくとも無実の人に罪を課すというのは、絶対にあってはならない。とんでもないことである。

検察庁というのは、こんな脱法行為を平気で犯すような、落ちぶれた組織になってしまったのか。検事の増長、思い上がりも甚だしい。なぜ、こんなことになってしまったのだろうか。組織的にやっていたのではないのか。だとしたら、検察庁のあり方自体も問われることになろう。

私は実は、この裏にはとんでもない事実が隠されているのではないかと考えている。それは、10年くらい前から、やはり同じく犯罪を摘発する権力機構の警察で発覚していることと全く同様なことが検察庁でも起きているのではないかという危惧である。

警察は、10年くらい前から警察官の犯罪を逐次、事細かく公表するようになった。それまではほとんどを発表せず、穏便に処理してきた。こう表現すれば穏当だが、実際は、意図的に隠して来たのである。

だが、公表せざるを得ないほど増えてきたのだろうし、内部告発などもあって蓋をすること、隠すことがもはやできなくなってしまったのである。検察も同様だろう。

これを機に、検事のねつ造、でっち上げが馬に食わせるほどにでてくるのではなかろうか。既に判決の出た裁判や進行中の裁判での被害者が続々と声を上げてくる可能性がある。そうなれば、再審、自分もえん罪だとの叫びが被害者から噴出するだろう。

今回の報道を耳にして直ぐ思いついたのが数年前に鹿児島県警で起きた権力の犯罪、えん罪事件、いわゆる志布志事件である。清廉潔白の有権者が、いい加減な情報を基に選挙違反で起訴され、一審は有罪判決だった。だが、裁判の過程で、担当警官の証拠などのでっち上げたが判明し、最終的には無罪となった。

警官がストーリーを作り、それに沿った証拠をねつ造、自白を強要、無罪の被告を1年近く刑務所に拘束したのである。人権侵害も甚だしい。構図は今回とほどんど一緒である。世界に目を向ければ、イラク戦争を開始するために英米政府が取った情報操作、でっち上げの手法にも似ている。

無罪判決のために多大な貢献があったのは、傘のように攻めてくる警察権力にの圧力にもめげず、敢然と闘った地元の記者たちである。これからどんな報道が出てくるのか、マスコミ論を担当する私としては、目が離せない。
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by kogaj | 2010-09-22 06:15 | 友人
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