もうすぐ夏休み 古賀研究室


水戸・偕楽園にて
by kogaj
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FDに時限爆弾 敏腕記者

この2-3日、朝刊をみるのがとても楽しみである。大阪地検特捜部の検事が押収した証拠をかいざんしているかどうかが焦点となっている事件に絡み大特ダネが掲載されているからだ。本日は、検事の意図的な改ざんを決定的に証拠づける話が載っている。

件の前田検事が同僚に対し「フロッピイディスクに時限爆弾を仕掛けた」と語っていたことが明らかになった。これはどう見てもかいざんだ。犯罪以外のなにものでもない。保身のため、自らの野望のためえん罪を意図的に作ろうとしていたのである。

それにしてもこの事件の発端から気になっているのが、この記事を書いてる「板橋洋佳」という記者である。一連の記事を読んでいるとその取材力の凄さに驚く。鉄の結束を誇り、内部情報がほとんど漏れず、取材が完璧にできない検察内部の情報をあますとこなく書いているからである。

よくここまでと恐れ入る。この板橋記者について調べてみたら、面白いことが分かってきた。今は、朝日新聞記者だが、数年前までは、栃木県の有力紙、下野新聞の記者だったようだ。下野時代も今回のような権力の不正を糾弾する調査報道による記事を手掛けていたようである。

代表的なのが栃木県警による知的障害者のえん罪事件。スーパーなどへの強盗容疑で逮捕、起訴した。物証がない事件で、知的障害をいいことに強引に供述を迫った。裁判では、当然のごとく否認した。無罪となったのは、真犯人が逮捕されたことによる。この事件を手掛けたのが板橋記者という。

記事を読むとどうも内部告発者がいるようだ。検察庁の内部にである。今の体制がおかしいという義墳があるのだろうか。これから相当いろんな記事が出てくるだろう。現在の検察庁体制を大きく揺さぶるようなことにまで発展する可能性が大きい。

もっと情報公開を進めるべきだし、そのための制度改正も必要だ。嘆かわしいことに制度疲労は、ここにまで及んでいる。手を貸したのは、マスコミの社会部かもしれない。

板橋記者は、下野時代に権力と対峙する報道を続け、下野新聞の声価を高めたという。今回の特ダネは、その板橋記者を引きぬいた朝日新聞の眼力といえまいか。私のゼミにも来年新聞に就職する学生がいる。こんな記者に是非ともなってもらいたいものである。
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by kogaj | 2010-09-23 09:13 | ジャーナリズム
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