2012年 04月 22日
大学特集
内在する問題点を突き詰めていくと大学の制度の中身に存在するという視角があるというわけだろう。私の下に経済団体からしばしば提言書が送られてくる。うち、この前には、経済同友会から「私立大学におけるガバナンス改革ー高等教育の質の向上を目指して」という提言書が送付されてきた。
中身は、抜本的な制度改革である。現在の企業をモデルにした制度改革である。学長選挙を廃止し、理事会が学長、学部長を任命する。教授会の役割を教育・研究に限定するという内容も斬新である。要は、理事会のトップを中心に大学の運営を目指すというやり方である。
この提言の責任者が3大銀行のトップである。この会長を中心にまとめたのであろう。諸外国の大学の制度はいったいどうなっているのだろう。提言に目を通しながら、そんなことを考えてしまった。
by kogaj
| 2012-04-22 06:24
| 大学