もうすぐ夏休み 古賀研究室


水戸・偕楽園にて
by kogaj
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冤罪


c0018010_75328.jpg東電OL殺人事件で無期懲役となっていたネパールの男性の再審が決定した。事実上の無罪宣言である。警視庁はもとより、検察の制度疲労が激しいなあ。徹底した捜査がなされていないということである。米国でもよくあるようで、死刑判決を受けて刑が執行された殺人犯の冤罪の割合がひくくはないという報告を読んだことがある。

死刑制度を廃止した英国は、このような人間の間違いの可能性を十分考慮に入れて決断した結果である。ゼミの発表でオーストラリアからの留学生が最近母国で持ちきりの冤罪の話を披露してくれた。終身刑・無期懲役から一転して完全な無罪が証明されたのだから話題になるのは当然といえば当然といえる。

この事件は、リンジー・チェンバレン事件とも言われているようだ。今から32年前の8月中旬、この母親は、生まれて1か月半の赤ん坊を連れて夫とともにキャンピングカーでエアーズロックで知られるウルルに旅行に出かけた。8月17日夜、寝かしつけていた赤ん坊が忽然と姿を消す。母親は子殺しの疑いで現地の逮捕された。

母親は野犬が連れ去ったと主張するが、警察はこれを認めない。裁判では、終身刑を受ける。ところが事件はその後意外な展開をみせる。当時赤ん坊が来ていたとされる服が野犬のたむろする地区から見つかった。その後も母親の主張に沿った物証が見つかる。

母親は、結局、完全無罪が証明されたという内容である。日豪とお国柄は違えども、同じ人間のする捜査。誤りは、万に一つもあってはならないのだが、なぜか、この種の冤罪は繰り返されてしまう。折しも、講義では、ユダヤ人に対する世紀の冤罪、ドレフュス事件を講義していた。懲りないのが人間の本姓なのですかね。

写真は、冤罪が立証された母親と犠牲にあったアザリア、ウィキペディアのページから
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by kogaj | 2012-06-13 07:51 | ゼミ生
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