冬休み前の古賀研究室


水戸・偕楽園にて
by kogaj
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素人画家


先日面白い記事が新聞に掲載されていた。スペインでの話である。ある教会のイコンが年月を経て劣化していたそうだ。そのため、それを修復することになり、自分は絵が得意と思い込んでいる80歳くらいのおばあちゃんが手を挙げたそうだ。c0018010_7454617.jpg

修復された絵が何と! お猿さんのような感じ、モンチッチ、といった方が分かりやすいかもしれない。キリストの来ている服はそれなりにまとまっている。だが、いかんせん、最大のポイントである顔の修復が極めて雑である。イコンを値千金とならしめている、天国に思いを馳せているかのようなキリストの表情が無くなってしまった。処置なしといってもいいかもしれない。

修復した本人は、牧師さんも見ていたし、問題ないと意に介していない。だが、信徒たちはひどく落胆しているようだ。もっとも、好意的な見方をする人は皆無ではないようだ。「こっちの方もそれなりに味がある」などとのまわっている。それもどうかと思うが。ともあれ、ビフォー、アフターがあるから、話がとても分かりやすい。

最近は骨董好きの人が増えた。テレビ東京の「テレビ鑑定団」の人気もあるのだろう。鑑定団の鑑定士に言わせれば、50万円くらいしたイコンが500円くらいになってしもうた、いや、価値がなくなってしまったと判断するかもしれない。

それにしても、教会側はなぜ素人に修復をさせたのだろう。そんな疑念を持たざるを得ない。価値のあるものであるとすれば、それなりに資金をかけてやるのが、後世の信者に対する務めだろうに。緊張感なしで安易に済まそうとすると、万事、取り返しのつかないことになる。そんなことを思った瞬間だった。てなことを書いていたら以下のような写真を見つけました。ご覧あれ。


c0018010_555209.jpg
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by kogaj | 2012-08-26 07:45 | 国際
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