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知的所有権と中国


知的所有権と中国_c0018010_928467.jpg知的所有権は国際貿易の中でこれからますます大きな問題となるのは間違いない。先日、新聞を読んでいたら、私の郷里の鹿児島の焼酎で銘酒とされている「森伊蔵」「村尾」などの有名銘柄の名前が中国で既に商標登録されているという記事が目に止まった。

この種の問題は、数年前から顕在化していることである。本田技研が国内で販売している製品の名前が既に既に商品登録されており、中国での販売のために商標を購入せざるを得なかったという記事を読んだことがある。コシヒカリなども中国では登録されているようだ。

先手を打って、ほかの国で既に名声を確立しているブランドを登録することで、それを先進国の買わせて利益を得るというビジネスモデルが中国では、確立しているようである。この背景には、商標取り消しの裁判を中国で提起しても中国側に有利な判決が出ることがある。

どうすればよいのだろうか。やはり、WTOなどの国際機関で提訴し、中国での著作権登録の基準を国際標準にまで引き上げることであろう。品質に優れた日本名をブランドとして、販売増を期待するやり方は、日本の過去のビジネスモデルである。当初、東京通信工業という名称だった会社名をソニーにしたのもそれに入るだろう。

だが、ソニーは自力で世界に打って出て、名声を獲得した。やはりそうでなければならないだろう。
by kogaj | 2012-04-21 08:00 | 国際

加齢で難聴になった高齢者が手話に挑戦する日々をリポートします

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