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口頭試問

先般、卒業論文の口頭試問を他の2人の先生とともに挙行した。素晴らしい論文であれば、当然「優」。落第であれば、「不可」である。2年かけて指導した学生の成果を判定することになる。一生懸命に取り組んだことを知っているので出来るだけ良い点をつけてあげたいのが人情である。

 その一方で、大した内容でもないのに、優れた評価をつけると、「この大学のレベルはこんなものか」ということになる。私は基本は厳しくやるべきだと考えている。いい論文を書いた方が本人のためのなる。論文は、一生残るから、やはり大事だ。

 カトリック系で、外国人の教員の多かった私の中学高校は、及第点に及ばない学生は、簡単に留年させた。人生の中で1~2年はたいしたことはない、むしろ、学問をきちんとつけさせて卒業させた方が本人のためという考えだったと聞いている。



by kogaj | 2018-01-31 08:58 | 大学

加齢で難聴になった高齢者が手話に挑戦する日々をリポートします

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